翼竜はどんなものを食べ、どんな暮らしをしていたのか、実際に化石などの資料から推測することができます。また、翼竜から世代交代した鳥類について、比較することで翼竜とはどんな生物であったかが明確に分かります。
翼竜はふ化して直ぐに、空を飛べたといわれています。事実、ふ化直前の卵の化石が見つかり、誕生前の状態で、既にとべる状態であったことが確認されています。成長の過程で骨格や大きさを変えながら成長していきましたが生まれて直ぐに敵から身をまもれるくらいに成長してから誕生していたことがわかりました。
翼竜は、どんなものを食べていたのかというと、翼竜の大半は魚を主食にしていました。翼竜によっては、空を滑空しながら、くちばしを水につけて獲物を捕まえたり、くちばしを水に差し入れたまま滑空して、魚を捕まえる翼竜もいました。また、水辺でカニや小魚を歩きながら捕まえて食べていたものもいました。
現在と違いトンボなどの昆虫もかなり大きなものが多く、そのような昆虫を食料としていた翼竜もいました。また、果物などの果実を主食にしている翼竜も存在していました。